欧州

報告書「EU の対中国政策―EUから見る中国―」を発刊しました

 「欧州研究プロジェクト(研究主幹=須網隆夫・早稲田大学大学院法務研究科教授)」では、2023年度の研究成果を報告書「EU の対中国政策―EUから見る中国」として取りまとめました。

 米国に次ぐ経済規模を誇るとともに、軍事力を強化し続ける中国との関係をどのように構築していくかは、EU・日本双方の共通課題となります。米中間の政治・経済対立が激化しつつある中で、EUの対中国政策は日本の対中国政策策定の参考にもなります。

加えて、多くの日本企業が現地に進出し、また日本との貿易量も大きい、中国とEU間の関係の現状・将来は、日本企業のグローバル戦略にも影響することから、EUがどのような問題意識に基づき、どのように政策を修正し、法規制を改革しようとしているのか、日本企業にとっても重要な関心事であろうと考え、政治・経済・法律の3分野から学際的に検討しました。

 本報告書では、その成果を本研究プロジェクトに参加した10名の識者が論じています。

 

<目次>

第1章 はじめに

第2章 EUと中国の経済関係

第3章 EUの対中国政策を考える基本要素

第4章 EU加盟国の中国政策

第5章 中国に対するEUの対応

第6章 EU・中国関係の将来

 

<執筆者(順不同)>

須網 隆夫           早稲田大学大学院法務研究科教授

網谷 龍介           津田塾大学学芸学部教授

伊藤 さゆり       ()ニッセイ基礎研究所経済研究部常務理事

太田 瑞希子       日本大学経済学部准教授

黒田 友哉           専修大学法学部准教授

佐藤 俊輔           金沢大学人間社会研究域国際学系准教授

鈴木 均              国際文化会館地経学研究所主任研究員

田中 素香           東北大学名誉教授

中西 優美子       一橋大学大学院法学研究科教授

渡邊 頼純           藤女子大学学長

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