出版物

2012/12/25

日本経済の復活と成長へのロードマップ―21世紀日本の通商戦略

浦田秀次郎・21世紀政策研究所編著
文眞堂(2012年12月25日発刊)

当研究所の2011年度研究プロジェクト「日本の通商戦略のあり方」(研究主幹:浦田秀次郎早稲田大学大学院教授)の成果をもとにした書籍が、『日本経済の復活と成長へのロードマップ―21世紀日本の通商戦略―』(浦田秀次郎・21世紀政策研究所編著、文眞堂)として12月25日に出版されることになりました。
 本書では、厳しい状況下にある日本経済の復活および国民の経済厚生向上を実現させる通商戦略のあり方について、11名の第一線の研究者によるさまざまな観点からの分析と提言が紹介されています。
 本書における最も重要な提案は、日本はアジア太平洋において進行しつつある環太平洋連携協定(TPP)と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に積極的に関与すべきであるというものです。BRICsや東アジア諸国が、市場開放による貿易や直接投資の拡大を通じて経済成長を実現させているなか、本書のメッセージは日本経済再生に向けた重要な指針となることでしょう。

【目次】

序章(浦田秀次郎)
第1章 日本のFTA戦略とTPP(石川幸一)
第2章 日本の対東アジア通商戦略(木村福成)
第3章 東アジア経済統合の新段階(深川由起子)
第4章 日本の対外農業政策と今後の展開(本間正義)
第5章 サービス貿易等における日本の通商政策とその課題(石戸 光)
第6章 貿易自由化交渉と人の移動をめぐる政策課題(井口 泰)
第7章 エネルギー問題と通商政策(石田博之)
第8章 TPP、FTAAPの経済効果分析:Dynamic GTAPモデルによるシミュレーション(板倉 健)
第9章 自由貿易をめぐる選好形成メカニズムとその国際比較(久野 新)
第10章 通商ルール定立の場としてのWTO―今後の可能性―(小寺 彰)

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